| 温泉はわれわれにとって、「水や空気のような存在」ではないだろうか。 |
| ふだん特別に意識しているわけではないが、無くては生きていけない大切なもの。 |
| それが日本人にとっての温泉ではないのかと思う。 日本は稲作文化の国だと言われてきた。 |
| 日本は稲作文化の国だと言われてきた。農家の人達の過酷な仕事を支えてきたのは「湯治」で |
| あった。また、戦後日本の世界に類を見ない高度経済成長を支えた元気の源も、熱海や別府に |
| 代表される温泉ではなかったのか。 |
| そして今、平成の不況の真っ只中にあって、われわれのこれまで経験したことのない疲れを癒して |
| くれているのも、やはり秘湯に代表される温泉なのである。哀しいかな、われわれは月に何度も |
| 温泉に通うお金も隙も持ち合わせていない。近場の塩素漬けの循環風呂に入る勇気もない。 |
| そんなわれわれの前に信じられない温泉が誕生した。 |
| サンキョーの「濃縮温泉」である。これは人工温泉ではなく、天然温泉からその成分を濃縮した |
| スグレモノである、入浴後の肌のしっとり感と、保温効果は本来の温泉と大差がなく、 |
| 正直言って驚いた。この世知辛い世の中、嬉しいかぎりだ。毎日の濃縮温泉浴と年に数回の |
| 山のいで湯浴で、心身ともに日本の元気を回復したいものである。 |